Trade Assistant は、自動売買でエントリーするEAではなく、裁量トレーダーのSL設定、建値移動、トレーリング、緊急クローズ、ポジション状況の確認を補助するMT5用ツールです。当研究所では、売買ロジックの成績ではなく、手動エントリー後のリスク管理が正しく・遅れず・誤操作なく動くかを検証しています。このページは、裁量補助ツールとして何ができて何ができないかを整理した仕様書です。
このEAとは
- 対象通貨:特定通貨に固定しません。手動エントリーを前提に、チャートへ貼り付けた銘柄のポジションを管理します。
- タイプ:裁量補助ツール。自動エントリーの売買ロジックは持たず、SL・建値・トレール・決済補助を担当します。
- 思想:裁量判断は人間が行い、忘れやすいリスク管理だけを機械に任せる入口商品です。
完全自動EAとの違いはEAの種類、そもそもの仕組みはEAとはで説明しています。Trade Assistantは成績表を見るEAではありませんが、リスク管理の確認には成績の見方の考え方が役立ちます。
ロジック概要
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対象通貨 | 全通貨対応を想定。XAUUSDなど銘柄ごとのpip単位差も考慮します。 |
| 時間足 | 全時間足対応。エントリー判断は時間足ではなく、ユーザーの手動売買に依存します。 |
| エントリー | 売買ロジックはありません。手動エントリー、または対象フィルタに合う保有ポジションを検知します。 |
| 決済 | OBJ_BUTTONベースの緊急クローズ、利益ポジション一括決済、建値ストップ、トレーリングストップで補助します。 |
| SL/TP | SLはpips指定、ATR係数、直近スイング、口座残高に対するリスク率から選択。固定TPを自動で決める売買EAではありません。 |
| ナンピン有無 | ナンピン機能はありません。既存ポジションのリスク管理に限定します。 |
| 最大ポジション | エントリー上限を決めるEAではありません。管理対象は全ポジション、指定magic、手動ポジション(magic=0)で切り替えます。 |
| ロットの考え方 | ロットはユーザーの裁量エントリー側で決まります。EAは想定最大損失やSLヒット時の損失額を見える化します。 |
得意な相場 / 苦手な相場
得意な相場
- 裁量でエントリーし、SL設定や建値移動を忘れずに機械化したい場面。
- 複数ポジションを持ち、平均建値・合計lot・含み損益・証拠金維持率をまとめて見たい場面。
- 重要指標や急変前に、ワンクリックで対象ポジションを閉じたい場面。
苦手な相場
- そもそもの裁量エントリー根拠が弱く、SL補助だけでは改善できない場面。
- 約定遅延や通信切断で、緊急クローズやSL変更がブローカー側に届かない場面。
- スキャルピングのように数秒の遅れが結果を大きく変える運用。
開発・検証ステータス
Trade Assistant は開発中/検証中です。MT5/MQL5実装とv1.10リファクタで、自動SL、緊急クローズ、建値ストップ、トレーリング、ポジション情報パネル、スマホ通知などの主要機能は形になっています。ただし、複数通貨同時運用、ブローカーごとのストップレベル、通信切断時の挙動、裁量限定モードの使い勝手は引き続き検証中です。
このツールは売買ロジックを持たないため、勝率・PF・利益額のような成績数値はありません。検証対象は「注文補助が意図どおり働いたか」「誤操作や未設定SLを減らせたか」です。自動売買の成績を見るページではなく、裁量の失敗を減らす道具として評価します。危険な販売表現を見分ける視点は危ないEAの見分け方も参考にしてください。
リスク開示
Trade Assistantは損失をなくすツールではありません。SLを自動設定しても、相場急変・窓開け・約定遅延・通信障害により想定価格で決済できないことがあります。海外業者HFMは高レバレッジを使える一方で国内登録業者と異なるリスクがあるため、当研究所では少額・高リスクの検証枠として扱います。利用判断は余剰資金と自己責任が前提です。
HFMで裁量補助ツールを試す場合は、リスクを理解したうえでHFMで始めるページを確認してください。導入前の設定確認やサポート範囲はお問い合わせから相談できます。
AIで翻訳すると
Trade Assistantは「代わりに勝つEA」ではなく、「あなたが入ったポジションに、忘れずSLを置き、必要なら建値や緊急決済を手伝う道具」です。成績を作るのは裁量判断で、このツールは事故を減らす担当です。※AIの解釈で将来の成績を約束しません。
研究員の一言
裁量で一番もったいない負け方は、相場観ではなく「SLを置き忘れた」「動かすのが遅れた」「怖くなって全部閉じた」という運用ミスです。Trade Assistantは売買を上手くする魔法ではありませんが、同じミスを繰り返さない仕組みとしては価値があります。だから成績ではなく、動作信頼性を厳しく見ています。
どんな人向き / 向かない人
向いている人
- 裁量トレードは続けたいが、SL設定や建値移動を仕組み化したい人。
- 完全自動EAに進む前に、まずリスク管理だけ自動化したい人。
- EA・自動売買を学びながら、補助ツールからMT5運用に慣れたい人。
向かない人
- 自動でエントリーして利益を出すEAを探している人。
- SLや損失管理を見たくない人。
- ツールを入れれば裁量判断の精度まで上がると期待している人。
自動売買EAの検証値を比較したい場合は実績ダッシュボードも確認してください。Trade Assistant自体は成績比較の対象ではなく、裁量管理の補助ツールです。バックテストの読み方はバックテストの記事で補足しています。
※本ページは投資助言ではなく、当研究所による分析・検証情報の提供です。FX/CFDは元本を超える損失が生じる可能性があります。過去の成績は将来の利益を保証しません。海外業者は国内登録業者と異なるリスクがあります。投資判断はご自身の責任で、余剰資金の範囲で行ってください。